今日は来る
太一side




学校をすぐに帰ってきた俺は、
色々と忘れたくて寝た。




でも、夢に出てきたのは
未瑠だった。




俺に笑いかけてくれた。




俺が目を覚ました時は、
もう8時だった。




目からは涙が流れていた。




忘れたかったのに、
忘れれなかった。




思い出したくないのに、
思い出してしまった。




俺の中から色んな物が
飛び出してきた。




「クソッ・・・!」




俺は声を殺して泣いた。




泣き終わった後に鏡を見た。




その顔は、俺の顔じゃなかった。




その時携帯が鳴った。




< 79 / 245 >

この作品をシェア

pagetop