今日は来る
『あっ・・・もしもし
俺だけど。智也。』




「・・・あぁどした?」




『今から話せる?』




「いいよ。」




近くの公園で智也を待った。




「わりぃ遅れて。」




智也が来た。




「あのさ、直球に言うけど
俺は未瑠の事が好きなんだ。」




わかってる、そんなこと。




「それで太一が未瑠に
告白したのも実は見てた。」




あぁ。わかってるよ。




「で、俺も未瑠に告った。」




思考が止まった。




まだ生ぬるい風が、
俺の横を通り過ぎて行った。




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