今日は来る
未瑠が頑張って
救急箱をだそうとしてた。




「俺が出すから座ってろ。」




消毒液を出して
未瑠の膝にかけた。




「沁みる〜!!!」




「我慢しろ。」




俺がな・・・。




手当は終わった。




それから沈黙があった。




耐え切れず、




帰ろうとした。




その時、未瑠に袖を掴まれた。




未瑠は固まっている。




「未瑠?」




返事がない。




もう1度呼んだ。




そしたら、




「ごっ・・・ごめん!!
何でもないから早く帰って!」




・・・。




未瑠は立ち上がって
背を向けた。





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