光か陰か
プロローグ
「うっ・・・僕死ぬのか?」

僕は、こんな台詞後50年は言うつもりなどなかったのだが、こんな状況になればだれでも言うだろう。

その状況とは、簡単に言うと…溺れている、このまさに遊泳日和というものすごく天気が良いのにだれもいない海で…

ここは母さんの実家の裏の海だが母さんの父さんつまり僕のじいちゃんの所有地まあ俗に言うプライベートビーチってやつだ。 

だから人がいないのだ。 

ちなみに僕は今水着を着ていない。

初めから泳ぐつもりはなかったからだ。

僕はインドア派で本当は海にだって来たくなった。

じいちゃんに泳いでこいなんて言われなかったら来てなかった。

だから適当に時間をつぶそうとして、海辺で本を読んでいて、うっかり本を落としてしまい、このザマだ。

そして僕は意識を手放した。
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