ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]



「へぇ~。そうなんだぁ~」



思わずニヤニヤしてしまう。



「それ、おそろいのピアスでしょ?ラブラブ~」



少し冷やかすように言うと、夏樹は照れたように耳を赤くした。



「練習や試合のときは外さないといけないから、ちょっとめんどくさいんだけどな」



「ちょっと、めんどくさいとか言わないでよ」



彼女は口を尖らせて、夏樹のことをジッと横から睨みつけている。



「ふふっ。夏樹って部活なにやってたの?」
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