あの日の雪を溶かすように
「…ホントに、悪かったって思ってる。
ゴメン。出来ることなら、なんでもします。」

ペコッ

片山・兄が頭を下げたのを見て、
弟も急いで頭を下げる。

葵はこの時、アリスの次の言葉を予想していた。

「なら、帰ってください。」

…って言っちゃうんだろーな。と。

< 101 / 313 >

この作品をシェア

pagetop