あの日の雪を溶かすように
「えっ。何ソレ。覚えてないんすか?
ホラホラ、先輩が家まで連れてってあげたヤツっすよ!
あれで私、センパイと仲良くなったんすよ。まぁ、私から話しかけたんだけど。」

「?…それ、ホントに私か?」

「…」

丁度、水が無くなった。

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