あの日の雪を溶かすように
「…ごめん。やっぱ止めとくわ。」
アリスは電話を切ろうとしたが、電話の向こうからの必死な声が
彼女の腕を止めた。
「ッちょっと待て!待って!ダメダメ!
切らないでッ。
何かあったから電話してきたんだろ!?」
アリスは小さくため息をついた。
「なんでも無いんだ。ホントに、なんでも無いんだけど、
…何ていうか、声が聞きたかったみたいな…!」
そこでアリスは我に帰った。
なんてこと言ってんだ、私。
アリスは電話を切ろうとしたが、電話の向こうからの必死な声が
彼女の腕を止めた。
「ッちょっと待て!待って!ダメダメ!
切らないでッ。
何かあったから電話してきたんだろ!?」
アリスは小さくため息をついた。
「なんでも無いんだ。ホントに、なんでも無いんだけど、
…何ていうか、声が聞きたかったみたいな…!」
そこでアリスは我に帰った。
なんてこと言ってんだ、私。