あの日の雪を溶かすように
「んー、例えば…無償に寂しくなったり、虚しくなったりっての。
誰でもいいから、居てほしいって。一人よか、ましだよってカンジ?」

「…」

「そんなんじゃねぇの?アリスさんのも。」
修也は少し笑っていた。

「あ、ぁあ、ね。
あるある。うん。多分それだね。私も。」

コイツ、絶対たただの馬鹿と思ってたのに…。


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