あの日の雪を溶かすように
「ん。わかった。切らない。」

「…」

「じゃ、じゃぁ。
アリスって、呼んでいいよな。うん。アリスで。アリスちゃんでも良いけど。」
アリスはあえて後半部分を無視した。
「じゃ、私も呼び捨てる。
シュウ。で いいんだよ ね。」


何かキモッ。私。


「ああ。いい。」

「んじゃ、そういうことで。」


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