あの日の雪を溶かすように
「葵、私のことばっかじゃなくて
自分のこと心配したほうが良いんじゃない?」

「いやいや。
私は先輩に幸せになってもらいたいんですよっ♪
それに、私は先輩と違って あてがありますもん。」

「そうかい。んじゃ お互い頑張ろうね。」

皮肉を込めてアリスが言った。

「はいっ♪」

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