あの日の雪を溶かすように
アリスは さっと布団から起きて、
窓をいきおいよく開けた。
「今日、2時からバイト。」
ぼそっと、つぶやくようなその声は、
目の前の電信柱を超えることも無かった。
「…よし。」
メールできないから、しょうがねぇでしょ。
窓をいきおいよく開けた。
「今日、2時からバイト。」
ぼそっと、つぶやくようなその声は、
目の前の電信柱を超えることも無かった。
「…よし。」
メールできないから、しょうがねぇでしょ。