あの日の雪を溶かすように
「で、で、どんな男の子!?」

うおぉ…なんだこの店員、フレンドリーさは求めてねぇのに…!

「君みたいなキレイな子だったら、やっぱ
かっこいいんだろうなあ~。いいなぁ~、私はね、
帰っても一人なんだぁ。」

アリスのために商品を探しながら、
その店員は情けなさそうに笑って言った。

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