あの日の雪を溶かすように


「あいつはさ、…すごくイイ奴なんだ。
きっとシュウも、好きになってたよ。」

アリスが続けた。


「…そっか。だったらもっと、喋ったりしたかったな。」


「…アイツね、君のコト…」

「…ん?」


「…イヤ、やっぱイイよ。何でもない。」



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