あの日の雪を溶かすように
約束
アリスが中学1年だった夏。
アリスに初めて男性の友達ができた。
彼の名は野上 桜。
いつものように独りの休み時間を満喫していたアリスに 初めて声をかけてきたのが桜だった。
「えっと、俺、サクラって言うんだけど・・・」
彼の後ろでは、クラスの男子がニヤついた顔でその光景を見ていた。
「…何?」
アリスは彼の勇気に対して、少し冷たくそう返した。
「えー…あっ!そうだ…神谷さんって、ハーフ?」
アリスはすぐに答えた
「名前が、アリスだから?」
「ぃや、うん…珍しいよね、っか、かっこいいしさ」
「…ありがと」
そこでチャイムがなり、会話はその意味を成さずに終わった。
アリスに初めて男性の友達ができた。
彼の名は野上 桜。
いつものように独りの休み時間を満喫していたアリスに 初めて声をかけてきたのが桜だった。
「えっと、俺、サクラって言うんだけど・・・」
彼の後ろでは、クラスの男子がニヤついた顔でその光景を見ていた。
「…何?」
アリスは彼の勇気に対して、少し冷たくそう返した。
「えー…あっ!そうだ…神谷さんって、ハーフ?」
アリスはすぐに答えた
「名前が、アリスだから?」
「ぃや、うん…珍しいよね、っか、かっこいいしさ」
「…ありがと」
そこでチャイムがなり、会話はその意味を成さずに終わった。