あの日の雪を溶かすように
「おそらく、…ボクが見た感じでは
もって後、…

一、二ヶ月だと思う。…


ホントに、ただの予想で申し訳ないんだが…
とにかく、急いで入院することを、ボクは勧める。」

「そう…ですか。」

…当たった。
天才だ、私。
今日の帰り、宝くじでも買って帰ろッかな。

「いつから、君は認識してたのかな?」
先生の質問に、一瞬彼女は考えた。

「最近です。ほんの、ちょっと前。」

そりゃそうだろう。つい、5分程前だ。知ったのは。


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