あの日の雪を溶かすように
「先輩もっとこう…キャーキャー言ったりってのはないんですか?」

「キャーキャー。」

「……。」

棒読みよりも酷い棒読み。

「とにかく、先輩。
急がなきゃバイトおくれちゃいますよ。」
半ばあきれ気味に葵が言った。

「うぃよ。」
口に食べ物が入っていたがアリスは返事を返した。


それから、二人は歩いてバイト先のコンビニに行った。


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