君恋
…。
「ええぇー‼︎⁇」
私の声が更に響く。
先生と山野君が耳を塞ぐ。
「なんだよお前…」
「どうした水原」
と、山野君と先生が言う。
「だからさっき言ったじゃん⁇」
「え⁇」
山野君はすこし笑ってそう言う。
「この補習、あんたと俺の二人だって」
「…まさかあの時…‼︎」
それを言おうとしたの‼︎⁇
「途中で邪魔が来たけど」
「誰のことかなー⁇」
と、先生は苦笑いして山野君に言う。
そんな山野君は先生を無視して私の顔を見る。