机の中の一つのチョコ



いじめられっ子ながらも、秘かに今野さんに恋心を抱いていた。


一生叶わない恋なんだろうな、

とか考えながらも

僕はルンルンしていた。


実はね、今日は良い日なんだ


なぜならみんなバレンタインデーに夢中で、僕へのいじめも忘れるから。



悠々と席について、教科書を出そうとしたとき、


手に箱のようなものが当たった




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