君が好き
保健室は誰もいなかった。先生は会議かな?とにかく早く手当してあげないと!

「血とか出てないから手をひねったんですか? 」

「 うん」

怒ってる?かな...

やっぱり怖い人なのかな...

私はシップとテープを貼ってあげた。

「 あのさ、」

「 はいっ!」
いきなり話しかけられてビックリしたー!

「 さっきから口に出てるんだけど、俺が優しいとか優しくないとか...いろいろ」

「 うそっ!」口に出てた!?全部聞こえてたってこと?どーしよう完全に嫌われた。

「 ごめんなさい!ほんとに!!」

「 まぁいいや」

まさかの気にしてない!?ならいいけど、、

「 あとこれありがとう」
岩原さんは手を見ながらそう言って、とっとと保健室を出ていってしまった。

結局どんな人かよくわかんないけど、怒ってないみたいでほんとに良かった。
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