マシュマロな彼
・朝
―――…チュン チュン
可愛い小鳥のさえずり、そして優しい朝日に起こされて
「…………ん……」
私は深い眠りから目を覚ました。
目を開けると、少し眩しい朝日に目を細めた。
いつもと何も変わらない朝の風景。
だけど、よく見ると全く違う、部屋の天井。
いつも見慣れたパステルピンクの天井ではなく白くて殺風景な天井…………。
何故そうなのか……、一瞬そう思って昨日の記憶を辿ってみるとすぐに昨日の事を思い出した。
…………そうだった。
昨日は、学校に泊まったんだった………。
それから……ゆっ雪に。
雪からの、キ……キスを思い出して顔が熱くなった。
ずっと憧れていた事だけど、私にはちょっと刺激が強かったみたい。
だって、体がこんなにも熱いんだから。
でも……あの後、すぐ寝ちゃったみたいで記憶がない。