マシュマロな彼





「いただきまーす」


仲がいいのやら悪いのやら……、まだ隣でガヤガヤしている二人を尻目に



ご飯を食べ始めた。



お母さんが作ってくれたお弁当を食べながら、雪の方をチラリ。



雪はどうやらお弁当じゃないみたい。



前から思ってたんだけど、雪はいつもパンなんだよね。



ちなみに、パンはパンでもメロンパン。



後、絶対にイチゴミルクも一緒。


そんなに甘くて気持ち悪くならないのかって思う程だもん。



私だって、ケーキとか甘い物は大好きだけど……


そんな私でもそれはちょっと………って思っちゃう。



絶対糖尿病とか………メタボになっちゃうよ。



毎日毎日それってわけじゃないけど、週に3回って……ほとんど毎日でしょ?



そんなのしてたら、絶対体壊しちゃうって。



「……?さくら、どうしたの?」



ジッとパンを見つめる私の視線に気付いた雪。



「………ふ~ん」



そんな雪の問いにも答えずに、私は意味深な笑みを浮かべた。






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