マシュマロな彼
「わかったかしら?とにかく…貴方は邪魔なのよ」
「そんな………」
「これ以上、ユッキーの恋人面するようだったら………どうなるか、わかっているよね?」
釘をさすようのそういい残し、恋ちゃんは帰っていった。
“どうなるか”
わかっていないわけじゃない。
恋ちゃんの力があれば、私なんか………。
これ以上、恋ちゃんに逆らってはいけないと心の中で思っている自分。
だけど、それはつまり……雪と別れなきゃいけないって事。
そんなの……いいわけない。
だけど…、私にとって恋ちゃんって言う存在は怖いものしかない。
いくら雄也くんや雪が守ってくれるっていっても、それには限界がある。
私は……どうすればいいんだろう?
友達のいない私は、一人で考えるほかなかった。