マシュマロな彼





「やっ、もうーっ」



いたくはないものの、次々に弾けるマシュマロは体を直撃する。



足元は、出来たマシュマロでいっぱいになっていて、見えなくなっていた。



まぁ、もともと地面はマシュマロなんだけど。




むせ返るような甘い香りに嫌気が差しながらも


マシュマロを造りながら大きくなる木も周りを、雨乞いでもするように回る雪。




ほんと、かわいいんだかなんだか……。




そんな事を考えている間にも、マシュマロはどんどんどんどん増え続ける。



「ゆ……っきぃ、どうにかしてよ~」



そのうち、一面マシュマロだらけになって、海が出来てしまった。



その中を、気持ちよさ下に泳ぐ姿がなんともいえない。






どんだけマシュマロが好きなんだ………。





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