マシュマロな彼




そこまでメジャーじゃないといっても、人気なのは確か。

この列がそのことを証明している。


「やっぱりファン多いみたいだね」

「ほんと、すっごい人の数……」

「やっぱり、soulの人気が高いからかな??」

「そう…る、って誰だっけ??」

「soul知らないって……、INFINITEのボーカルなのに??」

「だって私、歌にしか興味ないんだよね」




姫香の話によると、そのsoulって人はINFINITEのボーカル兼リーダーで

グループ1人気が高いらしい。

ここにいる女の子も3分の1は顔ファンなんだって。



「そんなにかっこいいんだね」

「うんっ!!すっごくカッコイイの。まぁ、桜はユッキーがいるからね」

「もうっ」



夏の暑い日差しの中、受付を済まして会場内に入ると中は熱気がムンムンしていた。


暑さのせいなのかも知れないけど、それ以上に熱狂的なファンが原因みたい。


私達が入って暫くすると、会場内は満員になった。





< 274 / 281 >

この作品をシェア

pagetop