マシュマロな彼



でもでも、私はこの学校で一人浮いているような存在で……。



そんな事は置いといたとしても、友達だっていなくって……。



お弁当だって一人で食べてるような寂しい女の子。



そんな私が、雪のほっぺをつんつんするなんて……。



第一、そんな事をする勇気が私にはない。



こうやって日々頭の中で気持ちと戦っている。



私ってば何、いつもいつも変態な事考えてんだろ……。


やめやめっ。


私は、首をブンブンと振って、良からぬ妄想を頭の中から追い出した。



なのに……「触りたいなぁ…」こうやって、すぐに戻ってきてしまう。



うぅ~、どうしよ……。



そんな事を思いながら、首を振っていると私の心の葛藤を、知ってか知らずか、



隣で寝ていた雪が目を覚ました。






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