マシュマロな彼





「……うん。おいしい」




雪を見習って、いつもとは違い素直に応える。



嬉しそうに、目を細めて笑う雪。



心臓が、きゅんと音を立てた。



そんな目で見つめないでよ…………。



もっと雪が好きになちゃうじゃん。


もうこれ以上、私の心を掻き乱さないでよ。



痛いくらい好きな気持ちが溢れちゃうから…………。




< 55 / 281 >

この作品をシェア

pagetop