マシュマロな彼
「ゆ、ゆゆゆゆゆゆ雪ぃ!?」
そう、部屋の入り口に立っているのは、今日のお日様にぽかぽかした笑顔の雪。
ま、眩しいよ~。
って……………、眩しいとか言ってる場合じゃないよね?
「な、な、なんで雪がいるの?」
なんだかもう、頭の中がパニック状態で口がアワアワ…。
だって、ここは紛れもなく私の家で。
雪がこの家を知っているわけもないのに、何故かここにいて。
さらには、お母さんもいるっていうのに、私の部屋に入っているなんて……。
でも、これって夢じゃないみたい。