マシュマロな彼



「さくら………っ」



笑ってた雪が突然、真剣な顔になった。


いつもの甘い、男の子みたいな顔じゃなくて、凛々しい、男みたいな顔。




いつもと違う雪に


ドキッ


っと心臓が高鳴る。




「雪?どうかした……」





どうかしたの?



そういいたかったのに、その言葉は雪によって閉ざされた。




目の前には雪の顔。






< 68 / 281 >

この作品をシェア

pagetop