マシュマロな彼
「あ~ぁ、残念」
ため息と同時にはいた言葉。
それと同時に、雪の顔はゆっくりと離れていった。
そのまま、ベッドの上で胡坐を書いている。
雪が離れたおかげで、後ろにあった黒いシルエットの人物がはっきりと見えてきた。
「ううぅぅぅめだ先生っ!?」
そう……、あの黒いシルエットの正体は、保険医の梅田先生だったのだ。
もう焦りすぎて頭の中がゴチャゴチャで、思いっきり噛みまくってしまった。
だだだって、先生いなかったはずなのに………。
「先生、いいじゃないですか。こっそり見てたんでしょ?」
「………へ?」
「まぁ~ね。たまには若い奴の情事も………」
「……………」
梅田先生…………なんてエロイんだ。