マシュマロな彼
キーンコーンカーンコーン
突然、ほのぼのとした妄想の世界から現実へ戻す、チャイムの音が聞こえてきた。
「げっ…。一時間目始まっちゃうじゃん」
「うわぁ~……。俺、単位やばいんだよねぇ……」
めんどくさいな……なんて思いながら、ベッドから降りた。
雪はといえば、髪の毛をぐしゃぐしゃしながら、後ろにあるマクラに倒れこんだ。
まぁ、私は超真面目っ子だからそんな心配はしなくていいんだけど。
雪は、ホント何から何まで私と正反対だなぁ……。