7月31日
七月最後の日。
昼頃になると日差しと熱気で倒れそうになるくらい暑い。

むしろ倒れてしまいたい。


暑さの限界で適当にお洒落な店でランチを食べる。
クーラーが涼しくて汗が一気に冷やされる。

そこでする会話はクラスの子の悪口。

相手はユメにも思っちゃいないだろう。

酷い話だけどはっきり言って悪口って本当に楽しい。
今まで思ってもなくても、あ、それ解る。こんなこともあったよ。ってどんどん話を広げていくんだから女の子って怖いよな。

二時間くらい愚痴った後は何事もなかったように店を出る。


「なんか道濡れてるね。」

「にわか雨でも降ったんじゃないの?夏だしさ。」

「ウチら気付かんかったね~」

なんて話も5分後には忘れてる。


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