あなたと僕の物語〜また会える日まで〜
「ちょっと、ルリ!聞いてる?」

夏樹が僕の肩を掴み…
肩を掴む?ちょっ!

「揺らさないでぇぇぇ〜!」

頭がグワングワンする…
気持ち悪い

夏樹は落ち着きを戻し
僕を揺らすのをやめた…もう少し早くやめてほしかったな…

「ルリは恋とかしたくないの!あんた顔整ってるんだから」

グッと夏樹の顔が僕に近づく
鼻息荒っ⁉︎
な、なんて答えれば

興味ないって言ったら絶対に
なんかされる!…

「ぼ、僕…恋したことがないから」

あれぇ?夏樹さん?
なんか、顔が怖いですよ?

後が怖いから
本人には言わないけど…

「なら、この小説貸してあげるから恋というものがどれだけ素晴らしいか勉強しなさい!」

ぐいっと小説を渡された
いや、いりませんよ!



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