森の中のエメラルド
第三話 君との出会い
タッタッタッタッタッタッ
純麗「ハァハァ」
私は無我夢中に風を追いかけた。風はまるで私を誘うように深い森の中に連れ去ろうとした。
ふわ・・・―
風が消えた。そう思った直後―
ガクンッ
純麗「きゃーーーー。」
「女の子が倒れてるよ。」
「大丈夫だ聖司が助けるだろう。」
はっ!
純麗(ここは・・・。崖から落ちたかな・・・?もうこんな時間、帰らないと。)
純麗は起き上がろうとした。
ズキッ
純麗「いたっ・・・」
足をくじいたみたい。
純麗「そんな・・・」
ザッザッザッ。
ふわ・・・
純麗「!」
あの風だ。
そう思い純麗は振り返った。
ザワ~
そこで純麗が見たもの、それは・・・一人の少年だ。
スカイブルー色の髪、ミントグリーンの目。ぱっと見優しい印象だが、どこか強さを感じる。
純麗「ぁ、あのあなたはだ・・・」
純麗が言いかけた言葉を黙らすように、純麗の唇に細い指を当てた。
「静かに。」
純麗「・・・・・」
なぜ黙らされたか分からない。
1分ぐらいで少年は指を離した。
「ごめんね。風から逃げてたんだ。」
純麗「・・・・・?」
意味のわからない。
風から逃げるってどういう事?
純麗「ぁ、あの!あなたは誰ですか?」
少年は静かに緑色の目で純麗を見つめた。
「僕は聖司。この森の管理人だ。君は?」
純麗「あっ、すみれです。」
せいじ・・・。
聖司「ところで、君はなにをしてるんだい?」
純麗「崖から落ちたみたいで、足をくじいて歩けないの。」
聖司「大変だ!すぐに治してあげる。」
聖司は持っていたバックから保冷剤と包帯を出して純麗の足に巻いてくれた。
純麗「ありがとうございます。」
聖司「いいよこのぐらい。」
聖司はにこって笑った。
ドキンッ!これが君との出会い。
初めての恋心。
でも私は聖司に恋をした事を、後悔した。
そのことは冬休みに知った。
純麗「ハァハァ」
私は無我夢中に風を追いかけた。風はまるで私を誘うように深い森の中に連れ去ろうとした。
ふわ・・・―
風が消えた。そう思った直後―
ガクンッ
純麗「きゃーーーー。」
「女の子が倒れてるよ。」
「大丈夫だ聖司が助けるだろう。」
はっ!
純麗(ここは・・・。崖から落ちたかな・・・?もうこんな時間、帰らないと。)
純麗は起き上がろうとした。
ズキッ
純麗「いたっ・・・」
足をくじいたみたい。
純麗「そんな・・・」
ザッザッザッ。
ふわ・・・
純麗「!」
あの風だ。
そう思い純麗は振り返った。
ザワ~
そこで純麗が見たもの、それは・・・一人の少年だ。
スカイブルー色の髪、ミントグリーンの目。ぱっと見優しい印象だが、どこか強さを感じる。
純麗「ぁ、あのあなたはだ・・・」
純麗が言いかけた言葉を黙らすように、純麗の唇に細い指を当てた。
「静かに。」
純麗「・・・・・」
なぜ黙らされたか分からない。
1分ぐらいで少年は指を離した。
「ごめんね。風から逃げてたんだ。」
純麗「・・・・・?」
意味のわからない。
風から逃げるってどういう事?
純麗「ぁ、あの!あなたは誰ですか?」
少年は静かに緑色の目で純麗を見つめた。
「僕は聖司。この森の管理人だ。君は?」
純麗「あっ、すみれです。」
せいじ・・・。
聖司「ところで、君はなにをしてるんだい?」
純麗「崖から落ちたみたいで、足をくじいて歩けないの。」
聖司「大変だ!すぐに治してあげる。」
聖司は持っていたバックから保冷剤と包帯を出して純麗の足に巻いてくれた。
純麗「ありがとうございます。」
聖司「いいよこのぐらい。」
聖司はにこって笑った。
ドキンッ!これが君との出会い。
初めての恋心。
でも私は聖司に恋をした事を、後悔した。
そのことは冬休みに知った。