好きのカタチ
第二章

1

　家に帰ると、私の耳に当然の吉報がはいりこんできた。

いとこが事故にあったって。


いとこは妊娠していて、当然後ろから自転車があたって、流産してしまった。
いとこ自身の容態も悪いらしく、最悪、
死に至るらしい。



急いで私達家族は病院へ向かった。

集中治療室で治療をうけているらしい。


私は混乱していて、もう何がなんだか分からない。
悲しい……かも分からない。











そのあと、いとこは命をひきとった








　
私は忌引きで、学校を暫く休んだ。
もちろん、佐藤くんとも連絡がとれず
なんだか、もやもやした。


その間佐藤くんはテニス部の友達と一緒に行っていたらしい。


私はやっと学校に行けた。
その日の前日、佐藤くんに連絡をとったけど断られてしまった。
　
私はその日はなこちゃんと一緒に行った。





それから暫く、佐藤くんは試合が近く、朝練ばかりだった。




学校ですれ違っても少し気まずかった。



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