好きのカタチ
2
その次の、私はいつも通りなこちゃんと下校していた。
あの事は私の中から消えなかった。
自分に対しての怒りと佐藤くんに対しての怒り。それに、寂しさや悲しさ色々混じってしまっていた。
くだらない、話をしながら私は笑って歩いていた。何もないように。なかったかのように。
ふと、曲がり角から人が現れた。
二人だろうか。
私は一瞬、息が止まるかと思った。
佐藤くんだった。
その、例の先輩と楽しそうに歩いていた。
佐藤くんはこっちをみると、凄く驚いた。
「ねぇ?龍くん。誰?このこ。」
「え……あっあぁ。前言ってた…………」
「えぇ?このこが元カノ?案外地味なこが好みなんだね?龍くん。」
「いや…………別にそういうわけじゃ」
なんだか、口ごもってる佐藤くん。
私なんてどうでも、いいんでしょ?
なんで、そんなに冷や汗かいてるの?
「いや…………そのこれは…」
佐藤くんは少し焦ったように私に言い訳する。
なんで?なんで言い訳するの?
私には分からないよ。
それとも、私がまだ佐藤くんの事諦めてないと思ってるのかな。
ばっかじゃないの。
「佐藤くん、部活頑張ってね。」
私はその時、誰にも見せたことないような
満面の笑顔だった。
佐藤くんは怖かったみたいで、そのまま
私の横を走っていってしまった。
よかった。
私、佐藤くんを応援できた。
あの事は私の中から消えなかった。
自分に対しての怒りと佐藤くんに対しての怒り。それに、寂しさや悲しさ色々混じってしまっていた。
くだらない、話をしながら私は笑って歩いていた。何もないように。なかったかのように。
ふと、曲がり角から人が現れた。
二人だろうか。
私は一瞬、息が止まるかと思った。
佐藤くんだった。
その、例の先輩と楽しそうに歩いていた。
佐藤くんはこっちをみると、凄く驚いた。
「ねぇ?龍くん。誰?このこ。」
「え……あっあぁ。前言ってた…………」
「えぇ?このこが元カノ?案外地味なこが好みなんだね?龍くん。」
「いや…………別にそういうわけじゃ」
なんだか、口ごもってる佐藤くん。
私なんてどうでも、いいんでしょ?
なんで、そんなに冷や汗かいてるの?
「いや…………そのこれは…」
佐藤くんは少し焦ったように私に言い訳する。
なんで?なんで言い訳するの?
私には分からないよ。
それとも、私がまだ佐藤くんの事諦めてないと思ってるのかな。
ばっかじゃないの。
「佐藤くん、部活頑張ってね。」
私はその時、誰にも見せたことないような
満面の笑顔だった。
佐藤くんは怖かったみたいで、そのまま
私の横を走っていってしまった。
よかった。
私、佐藤くんを応援できた。