オタクな彼とアニメ系(?)私。
しかも、大のアニメの女の子好き。
そんな彼がいったい私のどこに魅力を見出だしたのか…
「ねぇりん聞いてるー?
あのねっ、ちょっとだけ教えちゃうとね!
帰ったらりんにはセーラー服を来てもらおうと思ってるんだ!
うわぁ…絶対りんなら似合うよねー…
早く帰りたいな!」
こんな感じである。
「セーラー服とかやだむりありえない。
一緒に帰ってあげてるんだからそんくらい我慢してよ。」
そうだもん。
私が帰ってあげてるんだから……
「りんのツンデレってやっぱりいいよねぇ…
これで僕がじゃあ一緒に帰らなくてもいいよって言ったら悲しそうにこっちを見るんだからたまらんですし、実際今ちょっと焦ったでしょ?
大丈夫だよ、心配しないで。
僕がりんと一緒に帰らなくなるなんて何があっても起きないから。ね?」
「勝手に話を進めないでよ!
そ、そんなこと全く!一ミリも!思ってないだからね!
勘違いしないでよね!」
「ツンデレ女子王道、『か、勘違いしないでよね!!!』……。
まさか、リアルに見られるとは…生きててよかった。」
あまりの幸せそうな顔に、もはやなんにも言えない。
「もう。
先帰るから。」
勝手にそこで幸せに浸ってればいいんだ。