青い春の真ん中で
「おい、どこ行ったかと思ったら…」
後ろから友達らしき人が声をかけてきた。
「って、瀬戸くん?」
「え?なんで晴翔?」
私と、沙由奈の声が重なった。
「こいつ、俺のいとこ!」
健斗くんを指差して笑った。
「いきなり俺のこと置いて走ってっちゃって…」
健斗くんが瀬戸くんに向かって、
「だって、見失ったらもう会えないかもって思ったから」
必死になる健斗くんを見て瀬戸くんが笑い出す。
「いや、その前に...俺と同じ高校じゃん?俺に言えよ」
「まじか...」
健斗くんは同じ高校の制服を着ていることに、今初めて気づいた様子で顔が赤くなっていく。
瀬戸くんは健斗くんの肩にポンッと手を置いた。
「健斗...しかも、同じクラス」
健斗くんが固まった。
私達も笑いをこらえきれず、ついに笑い出してしまった。
後ろから友達らしき人が声をかけてきた。
「って、瀬戸くん?」
「え?なんで晴翔?」
私と、沙由奈の声が重なった。
「こいつ、俺のいとこ!」
健斗くんを指差して笑った。
「いきなり俺のこと置いて走ってっちゃって…」
健斗くんが瀬戸くんに向かって、
「だって、見失ったらもう会えないかもって思ったから」
必死になる健斗くんを見て瀬戸くんが笑い出す。
「いや、その前に...俺と同じ高校じゃん?俺に言えよ」
「まじか...」
健斗くんは同じ高校の制服を着ていることに、今初めて気づいた様子で顔が赤くなっていく。
瀬戸くんは健斗くんの肩にポンッと手を置いた。
「健斗...しかも、同じクラス」
健斗くんが固まった。
私達も笑いをこらえきれず、ついに笑い出してしまった。