青い春の真ん中で
「どうしたの?大丈夫?」
芽衣が覗き込んだ。
「大丈夫...」
芽衣の顔に癒される。
「何?ちょっと、歩成。どうしちゃったの?」
真紗希の声がした。
「大丈夫...」
ぐったりしたまま答えた。
「お昼ご飯食べよ?」
お昼ご飯...
そうだった、今日あのクリームパン買ってきたんだった。
「うん」
体を起こして、考える。
どうやって渡す?
今?ここで?
うじうじしててもダメだよね。
「瀬戸くん...」
「晴翔!」
かぶった...
廊下で美織ちゃんが呼んでる。
「あ、なんでもない。行って行って」
急いで席を立って、屋上へ向かった。
夏はさすがに屋上は暑い。
陰を探して私たちは座り込んだ。
「で、どうなの?芽衣、健斗とはどうなったの?」
沙由奈がうきうきした様子で芽衣に尋ねる。
「連絡は毎日取ってる。夏休みに遊ぶことになってるんだ」
にこにこ笑う芽衣。
「いいじゃん、いいじゃん」
「そういう沙由奈ちゃんは?」
芽衣が聞き返すと、
「夏祭り、誘ってみようって思ってる」
沙由奈はそう言ってうなずいた。
芽衣が覗き込んだ。
「大丈夫...」
芽衣の顔に癒される。
「何?ちょっと、歩成。どうしちゃったの?」
真紗希の声がした。
「大丈夫...」
ぐったりしたまま答えた。
「お昼ご飯食べよ?」
お昼ご飯...
そうだった、今日あのクリームパン買ってきたんだった。
「うん」
体を起こして、考える。
どうやって渡す?
今?ここで?
うじうじしててもダメだよね。
「瀬戸くん...」
「晴翔!」
かぶった...
廊下で美織ちゃんが呼んでる。
「あ、なんでもない。行って行って」
急いで席を立って、屋上へ向かった。
夏はさすがに屋上は暑い。
陰を探して私たちは座り込んだ。
「で、どうなの?芽衣、健斗とはどうなったの?」
沙由奈がうきうきした様子で芽衣に尋ねる。
「連絡は毎日取ってる。夏休みに遊ぶことになってるんだ」
にこにこ笑う芽衣。
「いいじゃん、いいじゃん」
「そういう沙由奈ちゃんは?」
芽衣が聞き返すと、
「夏祭り、誘ってみようって思ってる」
沙由奈はそう言ってうなずいた。