青い春の真ん中で
「夏祭り!いいねいいね」
盛り上がる二人。
「私、夏休みにドイツに行くことになったんだ」
真紗希の言葉に固まる一同。
「ドイツ?」
魂が抜けかけた私も魂が戻ってきて、声を上げた。
「うん。私の叔父がドイツにいて、叔父の奥さんがピアニストだから。会いに行って、色々なことを学べたらって思って」
真紗希が一気に遠い人に思えてきた。
「ドイツ...」
世界地図を頭の中で広げて場所を探す。
そのくらいの知識しかない。
「いずれは、留学しようと思ってて。下見のためにも。ドイツ語も覚えなきゃだし」
「おお・・・」
もう言葉も出ない私たち。
私たちにとっては遠い存在だとしても、真紗希にとってピアノは身近で自然なものなのかもしれない。
「真紗希は私たちにとって誇りだよ。かっこいい」
沙由奈の言葉に私たちも頷いた。
盛り上がる二人。
「私、夏休みにドイツに行くことになったんだ」
真紗希の言葉に固まる一同。
「ドイツ?」
魂が抜けかけた私も魂が戻ってきて、声を上げた。
「うん。私の叔父がドイツにいて、叔父の奥さんがピアニストだから。会いに行って、色々なことを学べたらって思って」
真紗希が一気に遠い人に思えてきた。
「ドイツ...」
世界地図を頭の中で広げて場所を探す。
そのくらいの知識しかない。
「いずれは、留学しようと思ってて。下見のためにも。ドイツ語も覚えなきゃだし」
「おお・・・」
もう言葉も出ない私たち。
私たちにとっては遠い存在だとしても、真紗希にとってピアノは身近で自然なものなのかもしれない。
「真紗希は私たちにとって誇りだよ。かっこいい」
沙由奈の言葉に私たちも頷いた。