青い春の真ん中で
屋上に上がって日陰に座り込む私に向かって、投げかけられる言葉。
「ねぇ、あんなとこにキノコ生えてるよ」
「大きなキノコね…」
「狩って食べちゃおうか」
………
「私で遊ぶなぁ」
そう叫んで顔を上げて。
沙由奈と真紗希がふざける後ろから芽衣が心配そうにのぞき込む。
「歩成ちゃん、これでも飲んで落ち着いて」
りんごジュース…
ストローまでさして渡してくれた。
「ううっ…芽衣…」
そっと渡してくれたのはフワフワのタオル。
心が解ける。
「歩成、何があったの?」
「大丈夫じゃないならちゃんと言いなよ、何のための私達なんだよ」
さっきのテンションとは打って変わって、真面目な顔した沙由奈と真紗希も座り込んだ。
「ご、ごめ…」
顔にタオルを押し当ててまた涙。
「ねぇ、あんなとこにキノコ生えてるよ」
「大きなキノコね…」
「狩って食べちゃおうか」
………
「私で遊ぶなぁ」
そう叫んで顔を上げて。
沙由奈と真紗希がふざける後ろから芽衣が心配そうにのぞき込む。
「歩成ちゃん、これでも飲んで落ち着いて」
りんごジュース…
ストローまでさして渡してくれた。
「ううっ…芽衣…」
そっと渡してくれたのはフワフワのタオル。
心が解ける。
「歩成、何があったの?」
「大丈夫じゃないならちゃんと言いなよ、何のための私達なんだよ」
さっきのテンションとは打って変わって、真面目な顔した沙由奈と真紗希も座り込んだ。
「ご、ごめ…」
顔にタオルを押し当ててまた涙。