青い春の真ん中で
「大丈夫?」
私の体は誰かの片腕に抱き抱えられていた。
ていうか、胸!
胸に手が…!
震えながら振り向くと、
「大丈夫か?」
って普通の表情で聞いてくる。
「あ…あの…む、胸が…」
真っ赤になる私を見て事態を把握したらしく慌てて手を離した。
彼は瀬戸晴翔(はると)。
「あ、ご、ごめん...」
瀬戸くんの顔が赤い。
「あ、あ…ありがとう」
ぺこりとお辞儀して足早に階段を上った。
一瞬で目が覚めた。
教室の自分の席にゆっくり歩いて近づいた。
私の席…の隣、そういえば瀬戸くんだった!
気まずい…
朝からバタバタでしばらく有輝のこと忘れてた。
同じクラスじゃなくて良かった。
でも、同じクラスだったら別れてなかったかもしれない。
席についてボンヤリ外を眺める。
私の席は窓際。
中庭がよく見える場所。
有輝のことで頭がいっぱいだけど、今隣にいる瀬戸くんへの恥ずかしさで私は微妙に有輝のこと薄れてる。
私の体は誰かの片腕に抱き抱えられていた。
ていうか、胸!
胸に手が…!
震えながら振り向くと、
「大丈夫か?」
って普通の表情で聞いてくる。
「あ…あの…む、胸が…」
真っ赤になる私を見て事態を把握したらしく慌てて手を離した。
彼は瀬戸晴翔(はると)。
「あ、ご、ごめん...」
瀬戸くんの顔が赤い。
「あ、あ…ありがとう」
ぺこりとお辞儀して足早に階段を上った。
一瞬で目が覚めた。
教室の自分の席にゆっくり歩いて近づいた。
私の席…の隣、そういえば瀬戸くんだった!
気まずい…
朝からバタバタでしばらく有輝のこと忘れてた。
同じクラスじゃなくて良かった。
でも、同じクラスだったら別れてなかったかもしれない。
席についてボンヤリ外を眺める。
私の席は窓際。
中庭がよく見える場所。
有輝のことで頭がいっぱいだけど、今隣にいる瀬戸くんへの恥ずかしさで私は微妙に有輝のこと薄れてる。