青い春の真ん中で
「なんか…2人の雰囲気いいね。教室にいる時は全然感じなかったけど」
「良くないよ、全く」
タオルから瀬戸くんの匂いがした。
「第一、瀬戸くんはほとんど教室にいないし」
「そうだね。いつも廊下で男の子達いっぱい集まって話してるよね」
そうなのだ。
だから、男子の中では芽衣がいじめられてるとか知らない人もいると思う。
「あ、芽衣タオル…」
瀬戸くんのを渡そうとすると、
「大丈夫。私、持ってるから」
鞄からタオルが出てくる。
女子力高い。
ピンクのフワフワのタオル。
芽衣を見ながらさっきの沙由奈を思い出すと、ライオンと子ウサギにしか見えない。
仲良くなっても、芽衣はやっぱりいい子だし、裏表もない。
どうして、芽衣なんだろう。
そんな疑問が心の中で渦巻いた。
「良くないよ、全く」
タオルから瀬戸くんの匂いがした。
「第一、瀬戸くんはほとんど教室にいないし」
「そうだね。いつも廊下で男の子達いっぱい集まって話してるよね」
そうなのだ。
だから、男子の中では芽衣がいじめられてるとか知らない人もいると思う。
「あ、芽衣タオル…」
瀬戸くんのを渡そうとすると、
「大丈夫。私、持ってるから」
鞄からタオルが出てくる。
女子力高い。
ピンクのフワフワのタオル。
芽衣を見ながらさっきの沙由奈を思い出すと、ライオンと子ウサギにしか見えない。
仲良くなっても、芽衣はやっぱりいい子だし、裏表もない。
どうして、芽衣なんだろう。
そんな疑問が心の中で渦巻いた。