青い春の真ん中で
ケータイの画面を見た。
『芽衣ちゃん、写メ見たけど超可愛いね。今度遊ぼうよ〜もちろんホテル代は俺が払うし』
「な、何?これ…」
目を丸くする私に、芽衣は慌てて首を振った。
「私、本当に身に覚えがないの。あ、歩成ちゃんだから言うけど本当に処女だから!」
「え?あ、うん…」
芽衣の勢いに押されて仰け反った。
「子どもみたいだよね、歩成ちゃん彼氏いたから…」
経験済みでしょ?的な感じ?
「あ、あのさ。私も、処女だから。有輝とは…やってない。キス止まり」
真剣な瞳で信じて…と訴えかける。
何でこんな話になってんだ?
「え?」
驚く芽衣の顔。
「だよね、うん。そういう雰囲気になることはあったけど私には刺激が強すぎて」
結婚までそういうのはNGとか、そこまでは言わないけど。
私には、まだ想像できない世界。
「そうなんだ…」
意外そうな、芽衣に私は誰にも話したことがないことを話した。
「うん。怖かった…気持ちが追いつかなかった。有輝を受け入れられなかった。だから有輝のことを怖いって思ってしまったんだよね。それから、私達は…少しずつ…変わってしまったのかも…」
あれから何度も頭の中でよぎる思い…
あの時拒まなかったら良かった?
「でも…それで良かったんじゃないかな。同じペースで歩ける人、きっと他にいると思う…大切にしてくれる人、絶対いると思う」
心の声に返事するかのように芽衣が呟く。
『芽衣ちゃん、写メ見たけど超可愛いね。今度遊ぼうよ〜もちろんホテル代は俺が払うし』
「な、何?これ…」
目を丸くする私に、芽衣は慌てて首を振った。
「私、本当に身に覚えがないの。あ、歩成ちゃんだから言うけど本当に処女だから!」
「え?あ、うん…」
芽衣の勢いに押されて仰け反った。
「子どもみたいだよね、歩成ちゃん彼氏いたから…」
経験済みでしょ?的な感じ?
「あ、あのさ。私も、処女だから。有輝とは…やってない。キス止まり」
真剣な瞳で信じて…と訴えかける。
何でこんな話になってんだ?
「え?」
驚く芽衣の顔。
「だよね、うん。そういう雰囲気になることはあったけど私には刺激が強すぎて」
結婚までそういうのはNGとか、そこまでは言わないけど。
私には、まだ想像できない世界。
「そうなんだ…」
意外そうな、芽衣に私は誰にも話したことがないことを話した。
「うん。怖かった…気持ちが追いつかなかった。有輝を受け入れられなかった。だから有輝のことを怖いって思ってしまったんだよね。それから、私達は…少しずつ…変わってしまったのかも…」
あれから何度も頭の中でよぎる思い…
あの時拒まなかったら良かった?
「でも…それで良かったんじゃないかな。同じペースで歩ける人、きっと他にいると思う…大切にしてくれる人、絶対いると思う」
心の声に返事するかのように芽衣が呟く。