青い春の真ん中で
変わりゆく関係
サイズが合ってない体操服を着た女子と、キレて暴れて一躍有名になっている女子。
私達…今日放課後までここ、だだっ広く何もない屋上にいます。
「お腹…すいたね」
「さっきから、ずっとお腹鳴ってる」
こんな事になるなんて。
後先考えない自分の行動にあきれるよ。
ガチャッ
屋上のドアが開いた。
ビクッとなる私達。
「あ、ごめん…」
ドアから顔を出した真紗希と子ウサギのように寄り添い合う私達の目が合った。
「お昼ごはんまだでしょ?」
購買のパンと紙パックのジュースを持って立っている。
「あ…」
でも、あの真紗希がなんで?
警戒する私達の顔をキョトンした顔でみる真紗希。
「謝りに…来たの。謝って許してもらえるようなことじゃないけど。でも、まず謝らせて欲しい」
真紗希はそのまま座り込んでコンクリートの地面に頭をつけた。
「ごめん、芽衣。本当にごめんなさい。私、本当に最低だった…自分が大切で。沙由奈を止められなかった。悪者にもなりたくなくて…何もしなかった。でも、助けもしなかった…」
真紗希の声が震えてる。
「私、弱いから。沙由奈が強く見えた。そんな沙由奈といれば自分も強くいられる気がしてた」
顔を上げて、芽衣を見た。
「だけど、本当に強いのは…芽衣だったね。私達は…何もかもを芽衣のせいにして逃げてた」
真紗希のおでこが赤くなってる。
私達…今日放課後までここ、だだっ広く何もない屋上にいます。
「お腹…すいたね」
「さっきから、ずっとお腹鳴ってる」
こんな事になるなんて。
後先考えない自分の行動にあきれるよ。
ガチャッ
屋上のドアが開いた。
ビクッとなる私達。
「あ、ごめん…」
ドアから顔を出した真紗希と子ウサギのように寄り添い合う私達の目が合った。
「お昼ごはんまだでしょ?」
購買のパンと紙パックのジュースを持って立っている。
「あ…」
でも、あの真紗希がなんで?
警戒する私達の顔をキョトンした顔でみる真紗希。
「謝りに…来たの。謝って許してもらえるようなことじゃないけど。でも、まず謝らせて欲しい」
真紗希はそのまま座り込んでコンクリートの地面に頭をつけた。
「ごめん、芽衣。本当にごめんなさい。私、本当に最低だった…自分が大切で。沙由奈を止められなかった。悪者にもなりたくなくて…何もしなかった。でも、助けもしなかった…」
真紗希の声が震えてる。
「私、弱いから。沙由奈が強く見えた。そんな沙由奈といれば自分も強くいられる気がしてた」
顔を上げて、芽衣を見た。
「だけど、本当に強いのは…芽衣だったね。私達は…何もかもを芽衣のせいにして逃げてた」
真紗希のおでこが赤くなってる。