青い春の真ん中で
「芽衣に好きな人取られた…って沙由奈が思うことに便乗して沙由奈のことを理解してるフリをして…自分が1人にならないように、沙由奈を味方につけておけるように…卑怯で最低な考えだよね」
真紗希は、スカートの裾を握りしめて、涙はポタポタとコンクリートに染みを作っていく。
「自分のことばっかり…本当に情けなくて。今日の歩成を見てたら、恥ずかしくなった。なんだ、私達ちっとも強くないじゃん…って」
誰でも弱いところあるし、ぶっちゃけ真紗希みたいに考えてしまうこともあると思う。
私だってそんな綺麗な人間じゃない。
でも…
「そういう黒い部分を誰もが持ってるんだと思う。だけど、その黒い自分に負けないように自分と戦ってるんだと思うよ…だって自分のこと嫌いになりたくないじゃない?」
誰もが揺らぐ瞬間はある。
それでも必死に踏みとどまって自分が認める自分であり続けようとする。
真紗希は、スカートの裾を握りしめて、涙はポタポタとコンクリートに染みを作っていく。
「自分のことばっかり…本当に情けなくて。今日の歩成を見てたら、恥ずかしくなった。なんだ、私達ちっとも強くないじゃん…って」
誰でも弱いところあるし、ぶっちゃけ真紗希みたいに考えてしまうこともあると思う。
私だってそんな綺麗な人間じゃない。
でも…
「そういう黒い部分を誰もが持ってるんだと思う。だけど、その黒い自分に負けないように自分と戦ってるんだと思うよ…だって自分のこと嫌いになりたくないじゃない?」
誰もが揺らぐ瞬間はある。
それでも必死に踏みとどまって自分が認める自分であり続けようとする。