青い春の真ん中で
「この前、歩成にもっと強くなれって。自分で考えて自分で決めろって言われたじゃん?今のままじゃダメだと思ったの」
真剣な眼差しで真紗希を見る。
「私は自分に自信がないから自分で決断できなかった。自信がないのは、姉への劣等感から…だけど、それは言い訳で姉を理由に諦めてただけ。自分を信用していないのは自分自信だった…」
ピアノの楽譜を広げて見せてくれた。
「ここに姉のことなんて何ひとつ関係ない。音楽と向き合ってきた時間があるだけだから。それを信じて歩いて行こうと思ったの」
たくさんの音符が並ぶ譜面は、私には一体何がなんだかわからないけど。
この暗号のような音符を、読み取り解釈して自分で音に変えて表現できる真紗希をなんだか誇らしい気持ちで見つめた。
「今度、真紗希のピアノ聴きたい」
真紗希は嬉しそうに笑い頷いた。
友達っていいな…なんて言葉にするとなんだか幼稚だけど。
本当にこの一瞬一瞬がすごく大切だと思えた。
私にとってこの1日はすごく濃くて、満たされて…一生忘れたくない瞬間だと思えた。
真剣な眼差しで真紗希を見る。
「私は自分に自信がないから自分で決断できなかった。自信がないのは、姉への劣等感から…だけど、それは言い訳で姉を理由に諦めてただけ。自分を信用していないのは自分自信だった…」
ピアノの楽譜を広げて見せてくれた。
「ここに姉のことなんて何ひとつ関係ない。音楽と向き合ってきた時間があるだけだから。それを信じて歩いて行こうと思ったの」
たくさんの音符が並ぶ譜面は、私には一体何がなんだかわからないけど。
この暗号のような音符を、読み取り解釈して自分で音に変えて表現できる真紗希をなんだか誇らしい気持ちで見つめた。
「今度、真紗希のピアノ聴きたい」
真紗希は嬉しそうに笑い頷いた。
友達っていいな…なんて言葉にするとなんだか幼稚だけど。
本当にこの一瞬一瞬がすごく大切だと思えた。
私にとってこの1日はすごく濃くて、満たされて…一生忘れたくない瞬間だと思えた。