*+゜先輩*+。
帰り、優梨を待っていると肩を叩かれた。
振り返るとそこには山下先輩が立っていた。
「よっ♪
陽菜ちゃんとこはなんになった?」
え?なんの話しだろう…
私が顔に出ていたのか山下先輩は
「文化祭文化祭!」
と付け加えた。
『あっ!模擬店です』
「模擬店?
じゃあ俺食いに行こっと!
タダにしてね!!」
そう言ってまたあの笑顔…
なんでこの人は私に話しかけてくるんだろう。
『あの…先輩、私になんか用事があるんですか?』
「えっ?なんで?
別にないけど…迷惑だった?」