*+゜先輩*+。
「あたしね、同じ気持ちした事あるから分かるんだ。
私は今の関係を崩して気まずくなりたくないって言って告白しなかったの。
でも…今告白しとけば良かったって後悔してる。
だって、もしかしたらあの時行動に移してれば何か変わったかもしれない。
神だのみじゃだめって気付いたのが遅かった。」
そう、切なげに俯いて話していた砂穂がすっと顔を上げて私の目を見て言った。
「あたしは陽菜に後悔なんてしてほしくない。
だから言うね。
陽菜…先輩とは結ばれない運命だっていうならあんたが自分の力で運命変えれば良いんだよ。
諦めちゃダメ!!」