*+゜先輩*+。


「じゃあ陽菜ちゃん俺と一緒にクリスマス過ごそっか?」


驚いて先輩の顔を見上げるとニッコリ笑っている。


嘘ぉ……


“本当ですか?”と聞き返そうと口を開いた時、


「うっそだよ~!
ビビった?」


とケラケラ笑いながら
私の頭をくしゃくしゃ
っとした。


『………………。』


黙って先輩を睨む。


「えっ?!ごめんごめん、んな怒んなって!!
ほんとに陽菜ちゃんは騙されやすくてかわいいな!
お兄ちゃんは心配だよ。」


かわいいと言われて少し嬉しくなってついニヤける私の顔。


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